就活情報サイトが「底辺の職業ランキング」という記事を掲載し、批判殺到で炎上しています。
記事内容や運営会社について調べてみました。
https://twitter.com/sio_nacl/status/1542167737514205184
目次
炎上した記事の内容とは
問題となっている記事は、編集部員と就活生が対話するという形を取ったもので、これは2022年5月までに公開されたと言います。
この記事の最初の部分には「何を底辺職だと思うのかは人それぞれ」といった趣旨の前置きが一応と言わんまでに書かれています。
その上で、12種類に渡る職業をその平均年収とともに取り上げていて、各職業が底辺職として扱われている理由について、それぞれ書かれています。
ランキングは上位から順に
「土木・建設作業員」
「警備スタッフ」
「工場作業員」
「倉庫作業員」
「コンビニ店員」
「清掃スタッフ」
「トラック運転手」
「ゴミ収集スタッフ」
「飲食店スタッフ」
「介護士」
「保育士」
「コールセンタースタッフ」
と記載されていました。
https://twitter.com/foodiekimmy/status/1542164648912248834
底辺職とする特徴について記事では、「肉体労働であるところ、誰でもできる仕事であること、同じことを繰り返すことが多い」などということが解説として書かれてあり、そのデメリットについて、「各業種における平均年収が低いこと、結婚をする時に苦労すること、さらに体力を消耗する」などを理由に挙げています。
この記事が2022年の6月下旬にTwitter上で拡散され始めると、対象となった記事は同月28日までに削除されました。
運営会社はSynergy Career
記事を公開した「就活の教科書」を運営しているSynergy Careerは、自社のホームページ上で「就活生に寄り添った情報を届け、大学生を自分らしい生き方に導く」という運営理念を掲げています。
「就活の教科書」を運営してる「Synergy Career」って会社、Google検索したら案の定クチコミレビュー大荒れだったし西の名探偵も嘆いてました pic.twitter.com/HBxFLVkyhG
— WOODY🦍 (@BossWithClass) June 29, 2022
記事の最後のまとめとして、一般的に底辺職と捉えられている職種ついての解説を付け加え、「何を底辺職と呼ぶのかは人それぞれです」としたものの、「底辺職と呼ばれている仕事は誰でもできる仕事である場合が多いです」という説明を書き加え、「底辺職と呼ばれる仕事に就きたくない方は、転職したり、スキルや資格を身に付けることが重要です」と締め括りました。
これらが就活生に与える影響は少なくないと考えられ、さらに採用する企業側、また今現在挙げられた職種で働いている人にとっても、良い影響を与えたとは考えられません。
どのような職業であっても、それを嫌々やる人もいれば、誇りを持って取り組む人がいることは言うまでもなく、職業によって差別されることはあってはならないことです。
ツイッターの反応
https://twitter.com/AsceIsAlive2019/status/1542263718809341952
素晴らしいお仕事をなさっておられる株式会社Synergy Careerの岡本恵典社長は底辺職業のお世話にならないよう無人島で自給自足で生きればいいのにな。#底辺の仕事ランキング pic.twitter.com/so6D6bHEaf
— たつさーど (@tatusuard) June 29, 2022
底辺の仕事ランキングを掲載した『就職の教科書』運営の株式会社Synergy Career(シナジーキャリア)の岡本恵典及び取り巻きはマジ腐ってる。
これら従事者が居なかったらどうなるかも想像できない底辺の思考の持ち主。#SynergyCareer#岡本恵典— 言わせてボニー (@VIEHMQJk6Ni0fRu) June 29, 2022
https://twitter.com/AsceIsAlive2019/status/1542247427683799040
つまり超一流は「底辺の職業」なんて言わないし、そういう概念すらない。
職に貴賤無しという事を分かっている。
社会の循環のあり方を分かっている。
そんな事も分からないでこんな記事書いてる株式会社Synergy Careerってとこは2流3流の集まりね。おそらく5年も続かないよ。— Miki Anamizu (@ANAFUZZ) June 29, 2022