東京ディズニーシーのアトラクションの1つである「タートルトーク」は、S.S.コロンビア号の船尾にある海底展望室で映画「ファインディング・二モ」で登場した海ガメのクラッシュとお話をすることができるというアトラクションです。
今までのシアター系のアトラクションは、ただ椅子に座って見るものだったり、体感型のものばかりでしたが、このタートルトークでは実際に会話ができるということで、大人から子どもまで楽しめるものとなっています。
そんなタートルトークについてですが、やっぱり気になるのは実際に誰が話しているのかや、その巧みな話術にはどんなものがあって、何故優れているのか.
またタートルトークがどんな仕組みで機能しているのか気になりますよね。
そこで今回はタートルトークの声優さんや話術が優れている理由、そしてどんな仕組みで機能していて、どんな評判があるのかについてご紹介していきたいと思います。
目次
タートルトークの声優さんは誰?その声優さんのプロフィールを大公開!
映画「ファインディング・二モ」でのクラッシュの声優さんは、小山力也さんという方で、現在アニメ「名探偵コナン」で毛利小五郎役などを務めています。
小山力也さんのプロフィールがこちら!
名前→小山 力也(こやま りきや)
生年月日→1963年12月18日
年齢→53歳
出身地→京都府
身長→173cm
体重→62kg
そうなると「まさか毎回小山力也さんがディズニーシーに来て声優をしてくれているの?」と思うかもしれませんが、
実はこれには秘密があるのです。
実際にタートルトークでクラッシュの声を担当しているのは、小山力也さんの声に似ている人をオーディションで選び、選ばれた方達がローテーションで声を担当しているのです。
具体的に何人の声優さんが担当しているのかは不明ですが、噂では1日に4人は待機しているとまで言われています。
タートルトークに何度も入ったことがある方達も、
微妙に声が変わってる
というコメントをしていました。
様々な人がクラッシュの声を担当することで、会話のパターンがワンパターンにならないのも魅力的ですね。
でもいくらなんでも小山力也さんの声に似ているからと言って、本人そのものの声を出すのは難しいです。
そこでタートルトークでは、声優さんの声を小山力也さんの声になるようなシステムが導入されているのです。
そのシステムによって声を機械的に変えることも出来るので、まるで本当に小山力也さんが話しているかのような仕上がりになり、リアリティが増すというわけです。
さすがディズニーですね!
最先端の技術を駆使して、ここまでのアトラクションを作るのは本当にすごいことだと思います。
また、実際にクラッシュの声を担当している方達の話術にも本当に驚かされるばかりですよね。
タートルトークの中の人は何故こんなに話術が優れているのか?
では、何故タートルトークのクラッシュは、こんなにも話術が優れているのでしょうか?
それを千原ジュニアさんのお話を参考にしながら考察していきたいと思います。
千原ジュニアさんは番組のロケでディズニーシーに訪れており、タートルトークも実際に体験されていました。
スタッフから「ディズニーシーに爆笑王がいる」と言われた千原ジュニアさんは、どんなものなのかを見たかったそうです。
そして実際にクラッシュが質問を求めた時、千原ジュニアさんは手を挙げ、クラッシュに指名してもらうことができました。
クラッシュに名前を聞かれた千原ジュニアさんは
「千原ジュニアです」
と正直に答えると、会場も騒然となりましたが、
クラッシュは
「おいおい、なに騒いでいるんだ?そんな面白い名前なのか?」
「地上のことは知らないんだ」
と話していたのです。
あくまでも自分は海ガメで、陸のことについては全く知らないというのを、しっかりと突き通していますね。
クラッシュを完璧に演じることが、巧みな話術ができる理由の1つだと思われます。
さらに…
千原ジュニア「好きなことわざはなんですか」
クラッシュ「ことわざってなんだ?」
千原ジュニア「例えば、鶴は千年、亀は万年とか…」
クラッシュ「人の寿命を勝手に決めるんじゃねーよ!」
と叫ぶと会場が笑いに包まれたのだそうです。
さらにその後…
クラッシュ「亀の寿命は80年くらいだよ、まぁ俺は150歳だけどな」
千原ジュニア「僕は38歳です」
クラッシュ「まだ卵からかえったばかりじゃねーかー!」
というやり取りでさらに爆笑を取りました。
亀になりきるだけではなく、さりげなく亀の豆知識まで披露してくれていたのです。
そこから上手く会話を拾って笑いに繋げるというのは、芸人さんも顔負けですね…。
実際に千原ジュニアさんも
「笑いを取れなかった…」
と悔やんでしまったんだとか!
そして千原ジュニアさんは後日。再びタートルトークへ向かい、また指名してもらうことが出来ました。
「千原ジュニアです」
と答えると会場がまたまた騒然としましたが、
クラッシュは
「おーい、俺より人気者は嫌いだぜー?」
と言ってきたのです。
そのあとの会話は…
千原ジュニア「好きなテレビ番組は何ですか?」
クラッシュ「テレビ?テレビってなんだ?」
千原ジュニア「四角い箱で、そこに面白い人がいっぱい出てるんです」
クラッシュ「面白い人って誰だ?」
さすがクラッシュは海ガメを相変わらず徹底しつつ、逆に千原ジュニアに尋ねて会話を広げようとしていますね。
海にいるからわからないということを伝えて会話の内容を広げていくのも、話術の1つなのでしょう。
その後千原ジュニアさんは…
千原ジュニア「例えば…あの千原ジュニアとか?」
クラッシュ「そんなに面白いのか!どれ、じゃあ今から面白いことを言ってくれ」
「千原ジュニアは面白いんだろう?だったら俺を笑わせてくれ!」
恐らくクラッシュは、千原ジュニアさんが何か面白い事を言ったら笑って場を盛り上げようとしたのかもしれませんが、クラッシュの突然の無茶振りと周囲のプレッシャーに負けてしまい、
千原ジュニア「あの、あれですわ…千原ジュニアはそんな面白くないです」
と言ってしまったのです。
会場からは残念そうな空気が漂いましたが…
クラッシュ
「はじめの歓声を聞いたら千原ジュニアがどれだけ面白いかわかったぜ?」
「また遊ぼうな!バーイ!」
とフォローをして去ったのだそうです。
千原ジュニアさんは
「俺ね、亀に助けられた」
と振り返っていました。
このようにクラッシュは海ガメであるというのを貫き、質問を逆に質問で返しながら会話を広げ、時には観客をフォローして楽しんでもらうというのが、優れた話術の理由となっているようです。
咄嗟にこういった返しができるのも、なかなかすごい事ですよね。
これはハマってしまうのも納得です…!
タートルトークの仕組みはどうなってる?実際の動画や世間の評判もご紹介!
会場のお客さんとやり取りをするタートルトークは、毎回楽しいやり取りをしていますが、いったいどのような仕組みになっているのでしょうか?
実際は会場の近くに声優さんが待機していて、会場の様子を見ながらやり取りをしています。
そしてクラッシュは声優さんが喋っている言葉に合わせてCGで動くようになっているのだそうです。
ヤフー知恵袋でも詳しい方が回答されていました。
タートル・トークには何人か声優さんがいらっしゃって画面の後ろからこちらを見ています。声に合わせて瞬時に機械が判断し、クラッシュの口が動きます。声はもちろん変声機で変えていますが、全く同じ声にはならないし、元の声がみなさん違うので、ちょっとずつ違いがあるそうです。
※ヤフー知恵袋より
やはりすごい仕組みで成り立っていたんですね!
クラッシュの言葉に合わせてCGが動くなんて、技術もかなり進歩しているんだなって思います。
では、実際のタートルトークではどんなやり取りが行われているのでしょうか?
やはり高い話術ですね!
お客さんからの即興の質問にも上手に返していて、もはや見事としか言いようがありません。
実際にタートルトークを楽しんだ方達からの評判を見てみると、
【ディズニーシーに来たら必ず立ち寄っています!日にちや時間によっては待つこともありますが、収容人数も多いのであっという間に入れます!いつ行ってもクラッシュがハイテンションで会場全体も笑いに包まれていました!何回も行きたくなる魅力があると思います。】
【タートルトークは小さなお子さんがいる家庭に是非オススメしたいアトラクションです!
もちろん大人の方もタートルトークを楽しむことができますよ。私もタートルトークの仕組みに思わず感心してしまいました!】【メディアなどでたくさん紹介されるようになってから、ますます人気が出てきました。質問したい人もたくさんいて盛り上がって楽しかったです!】
このように実際に訪れた人からは絶賛の声が寄せられていました。
子どもから大人まで楽しめるアトラクションということに間違いはないようですね。
まとめ
東京ディズニーシーは、どのアトラクションも楽しめるものですが、特にタートルトークの人気はどんどん上がってきているようです。
テレビ等でも紹介されることが多くなってきて、注目度も高まっているようです。
その仕組みもさながら、声優さんの巧みな話術も本当に必見です。
ぜひ東京ディズニーシーに訪れた際には、タートルトークを楽しんでみてはいかがでしょうか?